プロジェクトマネジメントと聞くと、システム開発や導入をイメージされる方も多いと思います。
しかし、プロジェクトとは、あなたの身近にもたくさんあります。
この記事では、身近なプロジェクトの例を紹介しながら、プロジェクトマネジメントの基本について説明します。
- プロジェクトは、日常生活の中にもたくさんある
- 身近なプロジェクトの例として、「ダイエット」「欲しいものを買う」「資格試験」などがある
- プロジェクト管理の手法を学ぶと、日常生活でも目標が達成しやすくなる
プロジェクトとは
プロジェクトとは「期限までに物事を達成させること」をいいます。
例えば、「6月中にダイエットをする」「今度の夏休みにハワイへ家族旅行する」などがプロジェクトといえます。
プロジェクトには、期限があるというのがポイントです。
なので、「毎日継続して歩く」のように、期限がなく継続していくことはプロジェクトとは呼びません。
ダイエットを例にプロジェクトを考える
「6月中にダイエットをする」を例に、プロジェクト管理を考えてみましょう。
目標は計測できるよう、明確にする必要があります。
例えば以下のように、日付、達成後の体重を明確にすると良いでしょう。
目標を決めたら、達成に向けて「いつ」「誰が」「何を」するかを決めます。
また、定期的に状況をモニタリングできる仕組みを作ると良いでしょう。
モニタリングした結果は、グラフ化をしておくと状況がすぐに分かりやすくなります。
私の場合は、Notionを使うことが多いので、Notionのテンプレートから好みのものを探します。
無料で使えるものも多いので、よかったら試してみてください。
その他に、アプリで記録する、お気に入りの手帳に書くなどもいいですね。
自分の管理しやすい方式で、トラッキングし、目標に対しての進捗度合いを管理できるようにしましょう。
ダイエットをしていると、「突然飲み会が入ってしまった」「熱を出してジムに行けなかった」など、始めた当初は予期していなかったトラブルに見舞われることもあります。
こうしたトラブルは、課題として管理して、対応策を考えていく必要があります。
課題を管理する際のポイントは以下のとおりです。
- 課題には、重要度・緊急度をつける
- 課題に対処する期限を決める
- 課題への対応策を考える
まず、課題には重要度・緊急度をつけましょう。
重要度とは、その課題に取り組まなかった場合の影響度と考えても良いでしょう。
例えば、「飲み会に参加することになった」課題に対して、「実は普段からお酒も飲まないし、ご飯もほとんど食べない」場合と、「上司に毎回美味しいお酒を勧められるので、飲み会ではついたくさん飲んでしまう」場合では、重要度は違います。
重要度は「大・中・小」や「5・4・3・2・1」のように、定量化できる形にすると良いでしょう。
また、課題には緊急度をつけることも大切です。
今日中に対処しなければならないのか、一週間後で良いのかによって、取り組む際の優先度や取れる策が変わってくるからです。
緊急度についても「高・中・低」など、定量化できる形にすると良いでしょう。
このように、達成に向けた行動計画をたて、定期的に観測するとともに、問題が起きた場合の管理・対処方法を可視化することで、目標は達成しやすくなります。
プロジェクトの計画をたて、モニタリングを行いながら、行動をすることを、プロジェクトマネジメントと言います。
こうして考えてみると、プロジェクトがより身近に感じますね。
まとめ:プロジェクト管理で日常がもっと楽しくなる
この記事では、身近な「ダイエットする」を例に、プロジェクトとその管理方法について学びました。
日々の業務の中でも、またプライベートでも、目標を決めて行動することはたくさんあります。
プロジェクトマネジメントを学ぶことで、目標達成に近づけていきましょう。
この記事のポイントをおさらいします。
プロジェクトの基礎として、以下の3点を学びました。
- プロジェクトは、日常生活の中にもたくさんある
- 身近なプロジェクトの例として、「ダイエット」「欲しいものを買う」「資格試験」などがある
- プロジェクト管理の手法を学ぶと、日常生活でも目標が達成しやすくなる
課題管理については、以下の3点を学びました。
- 課題には、重要度・緊急度をつける
- 課題に対処する期限を決める
- 課題への対応策を考える